食用油を長持ちさせる方法・手作りオイルポッド・古い油の処理の仕方【男の料理】

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から揚げや天ぷら、トンカツなど、揚げものは家庭料理に欠かせないメニューです。「揚げ油って、何回ぐらい使える?」「古くなった油の処理に困った」など、意外に面倒な食用油のあれこれ。今回の男の家事は、食用油の「長持ちさせるコツ」「古い油の見分け方」「油の処理の仕方」などを紹介します。

古くなった油の特徴

古い油は、臭いや色のほかに粘性など、新しい油との違いがでてきます。

嫌な匂いがする
加熱した時に、枯れ草や塗料のような油くさい不快臭や刺激臭がする。

色が濃くなっている
劣化した油は色が濃くなります。から揚げなどをすると素材に含まれている油や不純物の影響でより濃くなります。

泡が消えにくい
揚げ物をすると素材の水分により細かい泡が立ちます。この泡がなかなか消えないと油が傷んでいます。この泡を「カニ泡」といい、古くなった目安です。

煙が出る
新鮮な油は230~240℃くらいまで煙が出ません。通常の180℃ぐらいで、煙が出たら油が傷んでいるサインです。

油切れが悪くなっている
揚げタネを取り出した時、油の切れが悪いと傷んでいるサインです。

粘りが出ている
温度が下がった時に、油にねばりりが出ていたら油が傷んでいるサインです。

油を長持ちさせるコツ

新しい油を加える「さし油」

揚げ物で使った油は、衣に吸収されたり、蒸発したりして減っていきます。この減った分に新しい油を足します。これを「さし油」といいます。国民生活センターの実験では、「さし油をしながら油を10回以上繰り返して使用しても、十分に使用可能な品質を維持できる」とされています。

「オイルポット」で保管する

ペットボトルで簡単に作れる「オイルポッド」を紹介します。

<道具・材料> カッター、ペットボトル、コーヒーフィルター、ラップ、輪ゴム

  1. ペットボトルの上部1/3ぐらいを切る。
  2. 切り分けた上部をひっくり返して、下部にさし込む。
  3. コーヒーフィルターをセットする。
  4. 冷ました使用油を注ぐ。
  5. 注ぎ終わったら上部を外す。ラップをして輪ゴムで固定する。

ペットボトルを使わず、ガラス瓶に入れる方法もあります。

古い油の処理

古くなった油は新聞紙などに含ませて捨てます。廃油はそのまま捨てると、排水口が詰まったり、なによりも環境に良いとはいえません。

まとめ

料理は作るだけでなく、汚れ物片付けや使い終わった材料の保管、道具の手入れなど、いろいろな側面があります。ちょっとしたアイデアで、お財布にも優しく、しかもエコ!

 

参考

国民生活センター

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