【男の料理】卵の栄養と長持ちさせる方法

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玉子焼きやオムライス、目玉焼き、たまごかけご飯……。栄養価が高く、価格も安定している卵は、冷蔵庫の中に必ずある食材のひとつです。今回の男の家事は、卵の栄養や見分け方、保存方法などを紹介します。

卵は栄養の優等生

たんぱく質は漢字で「蛋白質」と書き、この「蛋」という字は中国では「卵」の意味です。たんぱく質は、20種類のアミノ酸で構成されています。なかでも身体に必要不可欠で食事で摂らなければならない8種類のアミノ酸を「必須アミノ酸」と呼びます。卵には、必須アミノ酸がバランスよく含まれています。アミノ酸のバランスを数値化したものを「アミノ酸スコア」といいますが、卵のアミノ酸スコアは最高点の「100」です。

卵の栄養

■たんぱく質

筋肉や臓器を作ります。人間の体内で合成できない8種類の必須アミノ酸を含みます。卵2個で成人が1日に必要なたんぱく質の約26%含まれています。

■レシチン

リン脂質と呼ばれる脂質の一種。人の細胞膜の主成分であり、脳や肝臓の細胞膜に大量に含まれます。レシチンには、コリンという成分が含まれています。コリンは、脳を活性化させ、アルツハイマー病を含めた脳の組織の老化防止が期待されています。コリンを多く摂取したところ、学習能力が25%アップしたという研究報告もあります 。

■リゾチーム

卵白に含まれる酵素です。体に有害なウイルスを溶かす作用があります。高い殺菌効果で免疫力を高めます。かぜ薬の成分としても使われています。

ほかにもビタミンAやB1、B2、D、Eなどが豊富に含まれています。鉄分は、ほうれん草の約2倍、カルシウムも牛乳の約1.5倍もあり、卵が「完全栄養食」といわれるのも納得です。

<効能>

アルツハイマー病の予防、肝機能の強化、かぜ予防、成長期の発育

卵の選び方

殻の表面がザラついているもの。重量感のあるもの。

卵の保存の仕方

卵を冷蔵庫の卵ケースに収納する場合、細長い方を下に、丸い方を上にして保存します。丸く大きな方には「気室」という空気の入った部分があり、ここから空気を取り入れて卵は呼吸をしています。丸い方を下にすると、卵は呼吸ができずに鮮度が落ちていきます。

■卵の保存温度と生食できる日数(理論値)

・10℃:57日 ・11℃:55日 ・12℃:51日 ・13℃:49日 ・14℃:45日

・15℃:43日 ・16℃:40日 ・17℃:38日 ・18℃:35日 ・19℃:33日

・20℃:30日 ・21℃:27日 ・22℃:26日 ・23℃:25日 ・24℃:22日

・25℃:21日 ・26℃:19日 ・27℃:17日 ・28℃:16日 ・29℃:15日

※理論値ですので、自己責任でお願いします。

参考:  日本卵業協会

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