十五夜・十三夜に欠かせない「秋の七草」
「十五夜」や「十三夜」のお月見に欠かせない「秋の七草」は、七草がゆとして食べる「春の七草」とは違って飾って楽しむ七草です。可憐な秋の七草を楽しむ風習は、古くは奈良時代の万葉集に登場します。
今回の男の家事は、秋を楽しむ「秋の七草」を紹介します。
万葉集「秋の七草」
山上憶良が詠んだ2首の歌があります。
秋の野に咲きたる花を指折りかき数ふれば七種の花
萩の花尾花葛花瞿麦の花姫部志また藤袴朝貌の花
※歌の中の朝貌(あさがお)の花は、桔梗の花と解釈するのが主流です。
秋の七草
秋の七草は、下記の通りです。
萩(はぎ)
マメ科。花言葉は「想い」。「秋に咲く花」という意味で、お彼岸の「おはぎ」は、この花に由来します。
すすき
イネ科。花言葉は「活力」。山上憶良の歌で詠まれる「尾花」は、すすきのことです。「すくすく育つ草」という意味も。お月見に欠かせない草です。
桔梗(ききょう)
キキョウ科。花言葉は「変わらぬ愛・気品・清楚」。山上憶良の歌で詠まれる「朝貌」は、桔梗のことです。「秋の七草」ですが、夏が盛りの花です。環境省のレッドデータブックにおいて絶滅危惧樹に指定されている貴重な花です。
撫子(なでしこ)
ナデシコ科。花言葉は「貞節」。「わが子を撫でるようにかわいい」という意味から。7月頃から秋にかけて花を咲かせます。
葛(くず)
マメ科。花言葉は「根気・努力」。根からのデンプンは、葛根(かっこん)と呼ばれて漢方薬にも使われます。
藤袴(ふじばかま)
キク科。花言葉は「思いやり」。環境省のレッドデータブックにおいて絶滅危惧樹に指定されている貴重な花です。
女郎花(おみなえし)
オミエナシ科。花言葉は「美人」。美女を圧倒するほど美しいという意で「女圧=おみなえし」が由来。
貴重な「秋の七草」
「桔梗」や「藤袴」は、レッドデータブックに登録される貴重な花です。夏が盛りの花も多く、「秋の七草」として飾ることは難しいと思います。手に入やすい「すすき」を飾り、「秋の七草」に思いを馳せてみるのもロマンチックではないでしょうか?
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