サンマは、妻が喜ぶ栄養たっぷり【男の料理】

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秋の味覚の代表格「秋刀魚(サンマ)」。脂がのったサンマは、塩焼きはもちろん、お刺身もおいしいですね。しかも安くておいしい旬のサンマは、女性にうれしい栄養もたっぷり!今回の男の家事は旬のサンマを紹介します。

サンマとは?

もともとは狭真魚(さまな)と呼ばれていたものが訛り、サンマになったという説が有力です。書き方も夏漱石の「吾輩は猫である」では「三馬」と書かれていたり、「秋刀魚(サンマ)」と記されるようになったのは1898年頃といわれています。

サンマの栄養

サンマに多く含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)は、人の脳に多く含まれる脂質です。人の脳には、多くの神経細胞が集まっていますが、その成分の60%が脂質で、DHAは25%も含まれているといわれています。また、EPA(エイコサペンタエン酸)は、血液をサラサラにして心筋梗塞や動脈硬化など、成人病の予防にも効果が期待できます。ほかにも、貧血によく効くといわれるビタミンB12や、カルシウムが多く含まれています。

■タンパク質

必須アミノ酸の量と種類の割合「プロテインスコア」がほぼ100。牛肉やチーズよりも上をいく高タンパク食品。

■EPA(エイコサペンタエン酸)

中性脂肪の低下や血小板凝固の抑制効果が期待されます。

■DHA(ドコサヘキサエン酸)

脳に多く含まれる必須脂肪酸です。脳を活性化し、アルツハイマー病の予防に効果があるとされています。

■カルシウム

小骨が食べられます。

■ビタミンD

カルシウムの吸収を高めます。

■ビタミンA

皮膚や粘膜、目の健康維持。

■ビタミンE

抗酸化作用による老化防止とガン予防の効果が期待できます。

■ビタミンB12

貧血予防。

いわしの旬

「秋刀魚」といわれる、秋の味覚を代表する魚です。9月~10月。

サンマの選び方

①背が青黒く光り、ハリがあるもの。→新鮮

②頭から背中にかけて盛り上がり、厚みのあるもの。→脂がのっている。

③黒目の回りが濁っていない。透明で澄んでいる。→新鮮

④腹が硬い。→新鮮

⑤尻尾をもったとき、刀のように一直線に立つ。→新鮮

⑥口先が黄色がかっているもの。→脂がのっている。

サンマの豆知識

大根おろしと一緒に食べる。大根の「アミラーゼ」が、焼きさんまのコゲ部分の発ガン物質を分解します。サンマの内蔵は、シンプルな構造のため、エサを食べてから排出するまで1時間程度といわれています。そのため内蔵特有のえぐみが少ないのです。サンマのワタには「レチノール」という美肌効果のある成分が含まれています。秋刀魚は、DHAやEPAなど、成人病が気になる男性にもおすすめの食材です。

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