節分に食べたい・作りたい「いわし料理」いろいろ【男の料理】

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2月3日は「節分(せつぶん)」です。「節分」に食べる「豆」「恵方巻き」「いわし」は、“邪気を払う”縁起の良い食べ物として食べられています。今回の男の家事は、節分の時に作りたい「いわし料理」「いわしの栄養」「いわしの下準備の仕方」を紹介します。

節分いわしとは?

「節分」は四季のはじまりの日である「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前日のことをいい、「季節を分ける」ことを意味していました。つまり「節分」は1年に4回あったのです。ところが、江戸時代以降は、立春は1年のはじまりとして、とくに重視されたため、次第に節分といえば春の節分のみを指すようになっていったようです。

節分いわし

鰯(いわし)の頭を柊(ひいらぎ)の枝に刺したものを玄関に飾ります。いわしを“焼いたときの強い臭い”は「邪気を払う」といわれ、ひいらぎのトゲは“鬼の目を刺し”て「邪気を払う」といわれています。

いわしのレシピ

「邪気を払う」という縁起の思いを込めて食べる「いわし」ですが、栄養面においても優れた効能があります。

いわしの南蛮漬け

「イワシの南蛮漬け」は、カルシウムはお酢との相性が抜群で、同時に摂取することでカルシウムの吸収率が大幅にアップします。カルシウム不足は女性に多い「骨粗しょう症」の原因となります。

<材料(2人分)>

  • いわし・・・・・・・・・8匹
  • 片栗粉・・・・・・・・・大さじ1
  • 玉ねぎ・・・・・・・・・1/4個
  • 酢・・・・・・・・・・・70cc
  • しょう油・・・・・・・・大さじ2
  • 砂糖・・・・・・・・・・大さじ2
  • みりん・・・・・・・・・大さじ1
  • サラダ油・・・・・・・・適量

道具>

  • ミニフライパン
  • タッパー(密封容器)
  • 小袋(スーパーの小分け袋など) 

■いわしの下準備用

  • チラシ(ツヤ加工のあるもの)
  • ラップ
  • ペーパータオル

<作り方>

1.玉ねぎをスライスに切ります。

2.いわしの下準備をします。

※下準備は、「いわしの下準備」で紹介しています。

3.小袋に片栗粉を入れ「1」のいわしを入れて振り、片栗粉をまぶします。

4.ミニフライパンにサラダ油が軽く広がるぐらい入れて「2」のいわしを入れて「揚げ焼き」

5.タッパーなどに「1」の玉ねぎを半分入れ、「4」の揚げたいわしを入れ、残りの玉ねぎを重ね、酢、しょう油、砂糖、みりんの合わせ調味料を入れて冷蔵庫で1日寝かす。

いわしの煮付け

今回は、圧力鍋で骨がほろほろに崩れるまで煮込みます。普通の鍋で煮てもおいしく作れます。

<材料(2人分)>

  • いわし・・・・・・・・・8匹
  • しょうが・・・・・・・・1片(親指ぐらい)
  • 水・・・・・・・・・・・100cc
  • 酒・・・・・・・・・・・大さじ2
  • しょう油・・・・・・・・大さじ2
  • みりん・・・・・・・・・大さじ2
  • 砂糖・・・・・・・・・・大さじ2
  • 酢・・・・・・・・・・・大さじ1

<道具>

  • 圧力鍋
  • 下準備:チラシ(ツヤ加工のあるもの)ラップ、ペーパータオル

<作り方>

1.しょうがの皮をむき、細ぎりにします。

2.イワシの下準備をします。

※下準備は、「いわしの下準備」で紹介しています。

3.圧力鍋に水、酒、しょう油、みりん、砂糖、酢を入れて加熱し、「2」のイワシと「1」のしょうがを並べます。

4.「3」のフタをして10分ほど煮て火を止めます。フタをしたままの状態で、さらに10分ほど蒸らします。

いわしのフライ

背骨を取ったりするので、丸ごと食べられる「いわしの南蛮漬け」「いわし煮」よりも栄養価では見劣りするのですが、やはり揚げ物はおいしいです。

<材料(2人分)>

  • いわし・・・・・・・・・10匹
  • 小麦粉・・・・・・・・・大さじ2
  • 卵・・・・・・・・・・・1個
  • パン粉・・・・・・・・・適量
  • 塩こしょう・・・・・・・適量
  • サラダ油・・・・・・・・適量
  • キャベツ・・・・・・・・適量

<道具>

  • ミニフライパン
  • 小袋(スーパーの小分け袋など) 
  • いわしの下準備用:チラシ(ツヤ加工のあるもの)、ラップ、ペーパータオル

<作り方>

1.付け合わせのキャベツを千切りにします。

※先に魚を切ると、まな板などの除菌が必要です。肉や魚は、野菜を切ってからにします。

2.イワシの下準備をします。

※下準備は、「いわしの下準備」で紹介しています。

3.「2」のいわしに小麦粉 → 卵水 → パン粉をつけます。

4.フライパンに軽く油が広がる程度入れて、「揚げ焼き」にします。

5.きつね色に揚がったら完成です。

■いわしの下準備

いわしは血合いやニオイがつきやすいので、まな板に工夫をします。

1.まな板にラップをしき、その上にチラシをしきます。

2.尾の方から頭にむけて包丁でウロコをとります。

3.頭をまっすぐに切り落とし、切り口から内蔵をかき出します。腸は肛門まであるので気をつけます。

4.流水でよく洗い、ペーパータオルで水気をふきとります。

いわしの栄養

■EPA(エイコサペンタエン酸)

中性脂肪の低下や血小板凝固の抑制効果が期待されます。

■DHA(ドコサヘキサエン酸)

脳に多く含まれる必須脂肪酸です。脳を活性化し、アルツハイマー病の予防に効果があるとされています。

■カルシウム

小骨が食べられます。

■タンパク質

筋肉をつくります。イワシペプチドは血圧を抑制する働きがあるといわれます。

■ビタミンD

カルシウムの吸収を高めます。

■タウリン

コレステロールの代謝促進や肝臓機能の強化。

■ビタミンB2

子供の成長期に欠かせない栄養です。

<いわしの選び方>

肌にツヤがあるもの。身がピンとはってしまっているもの。目が黒くきれいなもの。ウロコがしっかり残ってる(ウロコをとっているものもある)丸干しは、色とツヤがよいもの。腹が割れて茶色ものは古い。

まとめ

いわしのDHAは子どもの脳力向上に、EPAは成人病の予防に、豊富なカルシウムやたんぱく質は女性にうれしい栄養素です。節分だけでなく、毎日の食卓の一品にぜひ加えてみませんか?

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