納豆は食べる時間で効能が違う?
日本人の食卓に欠かせない納豆は、消化を助ける酵素や腸内環境の改善、高タンパク質やイソフラボンの栄養、など、数々の健康面で注目されています。健康によい納豆ですが、実は「納豆を食べる時間帯で期待できる健康効果が違う」ことをご存じですか?今回の男の家事は、期待したい健康のための時間帯と、さらに効果を高める薬味などの組み合わせ食材を紹介します。
納豆の栄養
納豆菌はプロバイオティクスと呼ばれ、これも腸内環境に有用と考えられていて、O157を抗菌することがわかっています。
■たんぱく質
血や肉となる大切な栄養素です。
■カルシウム
骨などカラダを作ります。
■ナットウキナーゼ(納豆菌)
納豆のネバネバは、納豆菌により大豆から合成された「グルタミン酸ポリペプチド」。血液をサラサラにする効果も期待できます。
■レシチン
便秘や肥満の解消。細胞の働きを活発にし、記憶力の低下を防ぐ。
■ビタミンB6
たんぱく質の代謝に不可欠な栄養素です。ビタミンB6は新陳代謝を促す効果があるため、皮膚の再生や美肌にとても効果があります。また、女性ホルモンを整える効果もあるため、生理前のニキビや肥満などにも効果を発揮します。
■ビタミンB2
子供の成長期に欠かせない栄養です。
■ビタミンK
骨を丈夫にします。血液凝固促進・骨の形成に関与しています。不足により、新生児頭蓋内出血症等が起こることが知られています。
■鉄分
血の元になります。酸素と二酸化炭素を運搬するヘモグロビンの構成成分として、赤血球や筋肉にも欠かせない成分です。貧血予防が期待できます。
納豆の主な効能
- 便秘の改善:整腸効果による。
- 動脈硬化:血液をサラサラにする効果が期待できます。
- 骨粗しょう症:カルシウムの吸収を高めます。
- 更年期障害の改善:イソフラボンは女性ホルモンの役割を果たします。
便秘の改善・ダイエットは「朝」
朝食の消化を高めて、整腸効果による便通の改善をしたい方は、納豆を朝に食べます。
<おすすめの組み合わせ食材>
- 大根おろし:ビタミンが豊富で大根おろしの酵素が消化を助けます。
- キムチ:キムチの乳酸菌は納豆のエサになります。カプサイシンは脂肪燃焼効果を高めます。臭いが気になる方は休日の朝に。
- オリーブオイル:オリーブオイルが腸壁の宿便を「つるん」と出してくれます。
動脈硬化の改善・血液サラサラ効果には「夜」
夜に食べると、就寝中になりやすい血栓をできにくくします。その理由は、ナットウキナーゼの血栓融解効果は約10~12時間といわれています。脳梗塞などの血栓ができやすい時間帯は、睡眠後6~8時間とされていて、睡眠中の発病するケースが多くあります。そこで時間を逆算して、夜に納豆を食べることで、血栓の発生を抑えることが効果的なのです。
<おすすめの組み合わせ食材>
- 玉ねぎ:生の玉ねぎには、血液をサラサラにする効果が期待できます。
骨粗しょう症には「夜」
骨は夜に形成されます。
<おすすめの組み合わせ食材>
- ミルク:お休み前のホットミルクは、眠りも誘います。
更年期障害の改善には「朝」と「夜」
腸から吸収されたイソフラボンの血中濃度は、8時間経つと半分になります。少しずつでも2回に分けた方がよいです。
<おすすめの組み合わせ食材>
- 豆腐:朝は豆腐のみそ汁、夜は納豆という食べ方もおすすめです。
毎日の習慣に
納豆は、心筋梗塞が心配の高齢者や、更年期障害に悩まされる中高年女性、育ち盛りの子どもにも、大切な栄養がいっぱい!腸内改善にしても、動脈硬化の改善にしても、たくさん食べることよりも、毎日続けることが大切です。
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