クッキングシートを使って、みりん干しやみそ漬けをフライパンで焼く方法【男の料理】
もっちりとした身の弾力と、ほどよい塩加減、口にいれると広がる甘い香りと旨味。魚のみりん干しやみそ漬けの魅力は、凝縮された魚のおいしさです。ご飯のおかずにぴったりですが、酒のつまみにも、これまた旨い!
「でも、みりん干しやみそ漬けは、焼くのが難しいそう」と思っている男性も多いことでしょう。今回の男の家事は、みりん干しやみそ漬けをフライパンで手軽に焼ける方法を紹介します。
干物にすると魚がおいしくなる理由とは?
みりん干しやみそ漬けがおいしくなる理由は、調味料の塩分により魚のたんぱく質に粘りが出て、うま味成分のアミノ酸が分解され、水分がほどよく抜けることでイノシン酸が増加し“うま味が凝縮する”ことにあります。
焼き魚のおいしい食べ方
魚のDHA・EPAは、非常に劣化(酸化)しすい油です。焼き魚にした場合は、焼き立てが一番です。スーパーのお惣菜の焼き魚は、焼き立てと比べるとおいしさや栄養面で見劣りします。
みりん干しとみそ漬けの焼き方
一般的に干物は、「海の魚は身から川の魚な皮から」といわれています。その理由は川の魚は海の魚と比べて、皮にくさみがある場合が多いから。海の魚は、皮と身の間に脂肪が多いので、皮から焼くと焦げやすくなります。
クッキングシートを使う方法
フライパンでこがさないようにクッキングシートを使います。使い方には2つの方法があります。
■クッキングシートを敷く方法
フライパンの上にクッキングシートを敷きます。身の焼き具合いがわかりやすい。
■クッキングシートで身を包む方法
魚の身をクッキングシートで包みます。フライ返しで簡単にひっくり返せます。
みりん干しの焼き方:クッキングシートを敷く方法
みりんの糖分がこげる温度は、140~150℃。干物は200~250℃で焼けるので、みりん干しは、通常の干物よりも低い温度で、ゆっくり焼く必要があります。ただし、時間をかけすぎると身が固くなります。
<道具>
- フライパン
- クッキングシート
<作り方>
1.みりん干しを冷蔵庫から30分ぐらい出して、常温に近づけます。
2.弱火でフライパンを十分に温めます。
3.クッキングシートを敷き、身の方から焼く、身の色が変わったらひっくり返して皮を焼く。皮はこげやすいので「身8:皮2」ぐらいの時間が目安。
みそ漬けの焼き方:クッキングシートで身を包む方法
みそ漬け焼くときは、こげやすいみそを適度に取り除きます。洗ってしまうと、みその風味がなくなってしまいます。
<道具>
- フライパン
- クッキングシート
<作り方>
1.みそ漬けは、冷蔵庫から取り出して、常温に近づけます。
2.身についているみそだれを適度に取り除きます。
3.「1」の魚をクッキングシートにのせて、2つ折りで包みます。重ね先は折り返すと外れにくい。
4.「3」を身の方を下にしてフライパンの弱火と中火の中間ぐらいで、じっくり焼きます。
5.身の方に火が通ったら、フライ返しでひっくり返し、皮を焼きます。
6.皮はこげやすいので、身を短めに焼きます。焼き時間は「身8:皮2」ぐらいが目安です。
まとめ
フライパンとクッキングシートを使うと、難しい魚焼きや調理後の後片付けも簡単です。おいしくて健康にも良い魚料理を毎日の食卓に取り入れてみませんか?
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