口臭や歯周病だけではない さまざまな病原になる「口内フローラ」の予防法【男の口臭】
「口内フローラって、腸内フローラと同じ?」 近頃よく聞く「口内フローラ」ですが、成人男性が気になる口臭や歯周病の原因だけでなく、さまざまな病気を引き起こすことがわかってきました。今回の男の家事は、口内フローラとは?手軽にできる口内フローラの改善方法などを紹介します。
口の中には約1000億個もの細菌が棲んでいる
口の中には約1000億個もの細菌が棲んでいて、その細菌の集まりのことを「口内フローラ」と呼びます。細菌には、腸内フローラと同じく「善玉菌」「日和見菌」「悪玉菌」の3種類の菌がいます。日和見菌は、口内フローラのバランスによって、善玉菌にも悪玉菌にも変化する菌です。
口内フローラのバランスが崩れると
口の中で「善玉菌」「日和見菌」「悪玉菌」の3種類の菌がバランスよく存在する場合は問題ありませんが、悪玉菌が大量に発生すると、口臭や歯周病だけでなく、さまざまな病気の引き起こす原因となります。では、そのプロセスを順に追ってみましょう。
- 「プラーク(歯垢)」から悪玉菌が大量発生する。
- 口臭がきつくなる。
- 歯周病を起こす。
- 細菌が歯ぐきから血管へと侵入します。これを「歯原性菌血症」と呼びます。
- 心筋梗塞や脳梗塞、糖尿病の悪化、骨粗しょう症、認知症リスク、関節リウマチ、がん、糖尿病など、多くの病気を誘発します。
口内フローラのバランスを保つ方法
口内フローラのバランスを保つには、悪玉菌が増えないようにします。
①「口すぼめ体操」で唾液量を増やす
手軽の方法では「唾液の量」を増やすことです。唾液には歯の成分が入っていて再石灰化作用や、洗浄作用があります。唾液の量を増やすには、「口すぼめ体操」が効果的です。食事ではよく噛むことも唾液を多く出します。
- 口をすぼめて閉じ、上の歯の歯ぐきに舌先を軽く当てます。
- 口を閉じたまま、舌先で上下の歯ぐき全体をなぞるように1周~2周する
②しっかり歯みがきで悪玉菌を落とす
口内細菌は夜に繁殖しやすいので、寝る前の歯みがきを入念に行います。歯みがきの仕上げに「デンタルフロス」や「液体歯磨」を利用するとよいでしょう。食後の歯は、酸性のため傷つきやすくなっています。唾液によって口内が中性になる食後の20分後に歯みがきをするとよいでしょう。
- 歯ブラシで丁寧にブラッシング
- デンタルフロスで歯間をきれいにする
- 舌ブラシで舌をブラッシング
- 仕上げに液体歯磨で口内洗浄
③口呼吸をしない
口内が乾くために悪玉菌が繁殖しやすくなります。
④栄養面で気をつかう
ビタミンDとビタミンAをとります。
まとめ
いかがでしたか?口内フローラを健康な状態を保つには、オーラルケアが一番。エチケット面だけでなく、健康にも良い口内フローラ環境をしっかり整えましょう。
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