妻が辛そう。その症状は「梅雨だる」かもしれない?
雨が毎日のように降り続ける梅雨の季節。ジメジメ天気に憂うつな気分になりがちですが、身体も「重くてだるい」「疲れやすい」と感じたことはありませんか? 実はその症状は「梅雨だる」かもしれません。梅雨だるの症状は、女性に多いと言われますが、「梅雨だる」を感じる男性も少なくありません。
今回の男の家事は、梅雨の時期にかかりやすい「梅雨だる」の症状や原因、予防法などをご紹介します。
梅雨だるの症状と原因は?
梅雨だるの症状は、女性に多いといわれ、あるデータでは約6割の女性がなんらかの不調を感じるといわれています。めまいやだるさ、頭痛・肩こり、イライラといった症状が見られます。女性に多いのは、女性ホルモンの影響や、女性の方が自律神経のバランスを崩しやすいから、と考えられています。
梅雨だるの症状が軽くても、長引くと「夏バテ」にもつながるので、やはり注意が必要です。
梅雨の低気圧
■身体がだるい
大きな要因に気圧変動(低気圧)があります。梅雨の時期は大気が低気圧になり、身体の緊張をほぐす神経「副交感神経」が優位に働くため、「だるい」「やる気が出ない」といったお休みモードに入ってしまうのです。
ほかにも、低気圧によって空気が薄くなり、身体が軽い酸欠状態による血行不良も要因のひとつです。
■肩こりや頭痛
低気圧が続くと炎症物質「ヒスタミン」の分泌が多くなり、肩こりや偏頭痛などがひどくなることがあります。ほかにも、低気圧によって脳内の血管が拡張して、周囲の神経を圧迫することで頭痛を起こします。
■めまい
耳の奥には身体の平衡感覚をつかさどる内耳があり、その内耳が低気圧によって反応するためです。
梅雨の湿気と寒暖差
■関節痛
湿度の上昇によって身体の関節液が増えることで、周囲の神経を圧迫し、関節痛が起こります。また、梅雨の寒暖差も関節痛を引き起こす要因です。
■身体がだるい
激しい気温差は、ストレスとダメージを与え、身体を疲れやすくします。
梅雨だるになりやすい体質
下記の項目が多い人は、身体の緊張をほぐす神経「副交感神経」が優位に働きやすい体質といえ、「梅雨だる」になりやすい、といえます。
体型 | 筋肉質ではなく、ぽっちょり型 |
行動 | アウトドア派より、インドア派 |
性格 | おっとりしてる |
食生活 | 肉よりも野菜が好き |
睡眠 | 十分に睡眠を取っている |
冷え性 | 冷え性ではない |
持病 | アレルギーや花粉症などがある |
入浴 | 入浴は、ゆったり湯船に浸かる |
血の循環 | 立ち上がるとき、立ちくらみやだるさを感じる |
肌 | 肌に冷たいものが触れても、鳥肌が立ちにくい |
梅雨だるの予防法
梅雨だるの改善方法をいくつか紹介します。
ぬるめの入浴で血行改善
38〜39℃の湯にゆっくり入って身体を温めます。15〜30分ぐらい浸かるのがおすすめ。
身体を温める食事
ついつい冷麺などの冷たい食事になりがちですが、温かいものや生姜などが入った食事もしましょう。
お部屋の除湿と夏野菜を食べる
部屋の除湿は、身体に入る水分を減らすことができますし、暑さを和らげることもできます。夏野菜は、利尿効果もあるので、しっかり食べましょう。
事前の予防が大切
夏だるは、ちょっとした生活改善で予防することができます。妻が辛そうにしていたら、「梅雨だる」を気遣ってみてはいかがでしょうか。
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