【家事でSDGs】日本の男性は世界一家事をしない【ジェンダー】

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共働き世帯においても「家事は女がするもの」という考えを持っている夫が多いようです。男の家事では、男性、夫の家事の視点でSDGsについて紹介する予定です。詳しくは「男の家事で推進しよう!SDGs」を参照ください。
「SDGsの17のゴール」の一つに、【ジェンダー】があります。

今回の「男の家事」では、子育て中の夫の家事、定年後の夫の家事など、実際の行動時間の統計データを元に、日本人男性の家事の実態についてデータで紹介したいと思います。

子育て世代の夫の家事は?

SDGs目標5【ジェンダー】ジェンダー平等を実現しよう
ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児のエンパワーメントを行う

外務省

2012年、国際社会調査プログラム(ISSP)では、「家族と性役割に関する意識調査」において、家事や家族ケア(育児・介護等)の男女分担時間を調査しています。
18歳未満の子がいる家庭での男性の家事分担率は、調査対象国中の最低でわずか18.3%です。「4割以上が当たり前」という北欧の国々と比べると、日本人男性の家事参加が際立って少ないことが理解できます。

また、内閣府の「6歳未満の子供を持つ夫の家事・育児関連時間(1日当たり・国際比較)」における、男性が子育てや家事に費やす時間をみると、6 歳未満の子供を持つ夫の家事関連時間は1日当たり83分(2016年)で、先進国中最低の水準です。

日本の育児時間の長さは、女性の育児時間が諸外国の女性と比較しても際立って多いことがわかります。

■子供と配偶者がいる男性と家事・家族ケア分担率

では、日本人の男性は「家事はする必要がない」と考えているのでしょうか?内閣府の「女性の活躍推進に関する世論調査(2014年)」では、20代・30代では60%の男性が「家事・育児は当然」と考えています。また、定年を迎える60代の男性でも「家事参加の意識が高い」と思われます。

■男性も家事・育児を行って当然であると考える人

では、どうして日本人男性は家事をしない?

大きくは、2つの理由が考えられます。

長時間労働

2005年以降、週60時間以上の長時間労働の男性は減少傾向ですが、子育て期の30代、40代の男性については、2017年で15.0%(30代)、15.4%(40代)が週60時間以上就業しており、ほかの年齢層に比べ高い水準にあります。このことから、日本の男性の家事・育児時間が短いのは、仕事の時間が長いことが原因の一つだと考えられます。「働き方改革」などで、長時間労働の見直しが始まっているとはいえ、欧米と比べると十分とはいえないでしょう。

■年齢別就業時間が週60時間以上の男性就業者の割合の推移

日本人の男性の家事スキルの低さ

「家事をやってみたい」と思っていながら、肝心の家事のやり方がわからない、家事が下手で妻に怒られた、というケースもあるようです。

男性の家事参加を増やすには?

実は、家事には「これが正しい家事」という正解がありません。家庭における家事は、夫婦間の話し合いとお互いの理解が必要です。「料理は好きだけど、掃除は苦手」「掃除は得意」など、夫婦でお互いの困ったことや課題を洗い出してみてはいかがでしょうか?「100の家庭には100の家事がある」と考えても不思議ではないのです。男の家事.comでは、SDGsに参加したい夫のための、多彩な家事の考え方や方法、コンテンツを提示したいと考えています。

<参考>

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