次からお歳暮・お中元を辞退したいときの断り方・やめ方

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日頃のお世話になっている方に感謝の気持ちを伝える「お中元」と「お歳暮」。“絆”を大切にする日本独特の習慣ではありますが、「もらうのを断りたい」「贈るのをやめたい」という方も多いようです。
今回の男の家事は、お中元・お歳暮の上手な断り方・やめ方を紹介します。

お中元・お歳暮を受け取れない場合とは

最初は良かったものの仕事や立場の変化、月日の流れで「受け取れない」場合があります。そのいくつかの例をみてみましょう。

■もらうのを断りたい
  • 政治家や公務員、教職など仕事上の立場や、会社の規定(コンプライアンス)で受け取れない
  • 退職しているため、仕事関係の贈りものは断りたい
  • 仲人を頼まれた夫婦の負担を考えて断りたい
  • 身分不相応の高価な品物が届いた
■贈るのをやめたい
  • 最近は、疎遠のため贈り物をやめたい
  • 親戚や家族で贈り合っていたが、負担になるのでやめたい

お中元・お歳暮の断り方・やめ方

もともとは“感謝の意”を示すものなので、相手に失礼のないように上手に断りたいですね。いくつかの方法を紹介します。

■お礼状や電話で断る

お歳暮をいただいたときは、できるだけ早く電話か手紙でお礼の心を伝えます。正式には礼状を出すのがマナーです。このお礼状の出すときに「お断りのひとこと」を添えるとよいでしょう

礼状の構成例

季節の挨拶 師走の候、初冬の候、歳末の候
相手を気づかう言葉 皆様にはお変わりなくお過ごしのことと存じます。
日頃のお世話になっていることのお礼 日頃は大変お世話になっております。
お歳暮のお礼 この度はお心遣いの品をお贈りいただきありがとうございます。
恐縮している旨 最近はご無沙汰しておりますのに、いつも変わらぬお心遣いをいただき、まことに恐縮しております。
断りのひとこと これからは、季節のご挨拶のお心遣いなどなさいませんよう、お願い申し上げます。
今後はお気遣いなさいませんように、お願い申し上げます。
相手の家族の気づかい どうか皆々様にもよろしくお伝えください。
相手の健康を気づかう言葉 師走のあわただしい季節柄、くれぐれもご自愛されて良い年をお迎えください。
■お礼状と同額以上の品物を贈る

お中元やお歳暮は、もともとはお世話になった方々に贈ったり、取引関係の方々に贈るものなので、特にお返しを必要としません。贈られた品物と「同金額」または「倍返し」の品物をお礼状といっしょに「お中元」「お歳暮」の表書きで贈ります。お礼状には「今後はお気遣いなさいませんように、お願い申し上げます。」などの明確な文章を添えることで、相手にこちらの気持ちを察してもらえます。

■断り状とともに返送する

政治家や公務員、教職など仕事上の立場や、会社の規定(コンプライアンス)で受け取れない場合は、包装を開けずに、上からさらに包装を重ねて「立場上、受け取ることができない」の旨を添えて返送します。

贈るのをやめましょうの提案

親戚や家族で贈り合ったいる場合は、「お互い経済的にも大変だから、来年からは無しにしましょう」とやんわりと提案する方が多いようです。

お中元・お歳暮を断られたら

「心なくお贈りして、大変申し訳ございませんでした。」などのお詫びの手紙を出します。

まとめ

お中元・お歳暮は、相手への感謝を示すものなので、その気持ちをないがしろにすることなく、失礼のないようにお断りしたいものですね。

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