コロナ対策の落とし穴!アルコール除菌が効かない感染性胃腸炎とは?感染性胃腸炎に効く有効な除菌剤の作り方
コロナ対策の一つとしてアルコール除菌があります。「アルコール除菌しているから大丈夫!」と油断していると思わぬ病気にもかかるかも?今回の男の家事は、アルコール除菌が効かない冬の食中毒「感染性胃腸炎(流行性おう吐下痢症)」に効果のある消毒剤の作り方などを紹介します。
冬の食中毒「感染性胃腸炎」は、新型コロナウィルスに有効なアルコール除菌が効かない
冬に流行する食中毒は、ノロウィルスやロタウィルスなどのウイルス性のため、同じくウイルス性であるインフルエンザの流行パターンと似ています。
コロナ対策に有効なアルコール除菌ですが、冬の感染性胃腸炎の主な原因であるノロウィルスやロタウィルスには、アルコール除菌が効かないことが知られています。
感染性胃腸炎には、次亜塩素酸ナトリウムが有効
ノロウィルスやロタウィルスには、次亜塩素酸ナトリウムが有効です。次亜塩素酸ナトリウムは、水で薄めた次亜塩素酸ナトリウム水を使います。
次亜塩素酸ナトリウム水は、市販の漂白剤(塩素濃度約5%)である「ハイター」や「ブリーチ」を250倍希釈して作ることができます( 例:5Lの水に漂白剤を20ml)。消毒剤は、スプレーボトルなどに入れて使用します。ハイターとブリーチの違いは、洗浄成分の有無です。
ハイター:次亜塩酸ナトリウム+洗浄成分
ブリーチ:次亜塩酸ナトリウム
次亜塩素酸ナトリウムの注意!手指の消毒には使えない
次亜塩素酸ナトリウム水は、手指の消毒には使えないので注意が必要です。外出から帰宅した時は、石鹸などを使った手洗いが大切です。
次亜塩素酸ナトリウム水の使い方
1:調理器具の消毒
洗剤などで十分に洗浄した後、次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度200ppm)で浸すようにペーパータオルなどで拭く(加熱できる物については熱湯での加熱が有効)
2:ドアノブ、カーテン、リネン類、日用品
次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度200~500ppm)で浸すようにペーパータオルなどで拭く
3:トイレ・浴槽
次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度300ppm以上)で浸すようにペーパータオルなどで拭く
4:おう吐物・ふん便による汚染場所
- 次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度1000ppm)を入れることが望ましい)
- 次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度200ppm)で浸すようにペーパータオルなどで覆うか、拭きとり、その後水拭きする。
まとめ
冬は、コロナ対策だけでなく、インフルエンザや感染性胃腸炎などのウイルス性の病気への注意も必要です。「アルコール消毒しているから大丈夫」と過信するのではなく、帰宅時の手洗いをしっかりと心がけておきましょう。
参考
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雑菌やウィルス対策の消毒剤は、アルコールや次亜塩素酸ナトリウムなどがありますが、安全性と使い勝手で注目されているのが「次亜塩素酸水」です。子ども園や市役所・学校などの公共施設をはじめ、病院や老人ホームの医療施設、飲食店などに利用されています。除菌水ジーアは、「次亜塩素酸水」でできた除菌消臭水。希釈せずにそのまま使えるから、超音波加湿器に入れたり、スプレーボトルに入れて噴霧するだけなので、日頃の除菌対策にとっても便利です。
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