【家事でSDGs】海にやさしいエコ洗剤 重曹・クエン酸【海洋資源】
「海にやさしい、地球にやさしい洗剤を使いたい」というエコ洗剤への関心が高まっています。ドラッグストアやスーパーに行けば、用途に合わせて様々なエコ洗剤がありますが、それぞれに合わせて購入するのも効率的とはいえません。今回の男の家事は、安くて手軽、しかも環境にいい!重曹・クエン酸を使ったエコ洗剤についてご紹介します。
■男の家事では、男性、夫の家事の視点でSDGsについて紹介する予定です。詳しくは「男の家事で推進しよう!SDGs」を参照ください。
目標14【海洋資源】海の豊さを守ろう
持続可能な開発のために、海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する
重曹やクエン酸が、海にやさしい理由とは?
一般的な洗剤は、汚れと付着面の間に浸透し、汚れを物理的に剥がして落とす「界面活性剤」を含む合成洗剤です。その多くは石油から作られた有機物で、自然界にはそのままで存在できない物質です。有機物自体は有害というわけではありませんが、自然界では微生物の餌として分解されて「無機物」に変わります。自然界の微生物は生態系のバランスを保っているので、有機物洗剤が海に流れると「富栄養化状態」となり、微生物が増えすぎて、赤潮などの水質汚染の原因になるのです。
一方「重曹」「クエン酸」などが無機物のため、微生物の過剰発生に影響を与えません。
重曹やクエン酸の汚れを落とすしくみ
重曹やクエン酸のエコ洗剤の特徴は、汚れの性質を利用して、汚れを落とすことにあります。次にその仕組みを紹介します。
汚れやニオイには化学的な特徴があり、「酸性」「アルカリ性」のどちらかの性質をもっています。つまり、“酸性の汚れやニオイ”は、アルカリ性のアルカリ剤で中和して落とすことができ、“アルカリ性の汚れやニオイ”は、酸性の酸性剤で中和して落とすことができるのです。
代表的な酸性系の汚れ
酸性系の汚れやニオイは、下記があります。汚れの特徴は、食用油や皮脂、魚や肉類の脂肪などの“油汚れ”が中心となります。
- キッチンやコンロなどの油汚れ(油煙汚れ)
- 植物油やバターなどの油脂汚れ
- 手アカや湯アカなどの皮脂汚れ
- 食品の腐敗臭や汗のニオイなどがあります。
代表的なアルカリ系の汚れ
アルカリ系の汚れやニオイは、下記があります。汚れの特徴は、水アカやアンモニア系の“白い汚れ” が中心となります。
- 白い水アカ(シンク・蛇口・鏡)
- トイレの黄ばみ
- お風呂場の白く固まった汚れ
- トイレのアンモニア臭などがあります。
重曹を使ったエコ洗剤【重曹水】
重曹は「アルカリ剤」です。食品の添加物にも使用される安全性の高いエコ洗剤です。セスキ炭酸ソーダと比べると水に溶けにくいのですが、細かい粒子の特徴を活かして、磨き粉の使い方などができます。
重曹スプレーの作り方
重曹水を汚れ面にスプレーして使う方法です。大さじ1杯程度の重曹をぬるま湯(300ml)で溶かし、スプレーボトルで保管します。スプレーボトルは、ガーデニング用など、ホームセンターやDIYコーナー、100円ショップなどでも購入できます。
使用例)キッチン壁やコンロまわりの掃除など
クエン酸を使ったエコ洗剤【クエン酸水】
クエン酸は「酸性剤」です。食品の添加物にも使用される安全性の高いエコ洗剤です。水に溶けやすく、扱いやすい洗剤です。
クエン酸スプレーの作り方
クエン酸の水溶液を汚れ面にスプレーして使う方法です。水(250ml)にクエン酸を小さじ2杯を溶かし、スプレーボトルで保管します。
使用例)キッチンや洗面所、浴室の鏡。水栓のくもり、トイレなど
まとめ
「重曹」「クエン酸」は薬局やスーパー、100円ショップなど、安価で手に入れやすいのが魅力です。もちろん!環境にも優しいので、一石二鳥のエコ洗剤です。あれこれ洗剤を買うよりも、シンプルなエコ洗剤を試してみてはいかがですか?
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