【ビジネス用語で男の家事】自分に向いた家事が見つかるSWOT分析とは
「さぁ、家事をするぞ!」と意気込んでみたものの、「何からやったらいい?」「自分は何ができるの?」と悩んでしまう夫が多いようです。家事を手あたり次第にはじめるよりも、一度冷静に自己分析してみるのはどうでしょうか?今回の男の家事は、分の家事をSWOT分析してみるメリットについて紹介します。
SWOT分析とは
SWOT分析は、ビジネスに利用されるフレームワークのひとつで、企業が自社の経営戦略や現状を分析するために使います。
SWOTとは、
- Strength(強み):自社の強み
- Weakness(弱み):自社の弱み
- Opportunity(機会):自社のチャンスとなりそうな機会(外的要因)
- Threat(脅威):自社にとって脅威となるもの(外的要因)
の4つのフレームで自社分析を行います。とてもポピュラーなフレームワークなので、聞いたことがある方も多いことでしょう。
夫の家事タスクをSWOT分析してみる
SWOT分析は、家事タスクの自己分析に応用できます。下記のようにフレームを作ります。
- Strength(強み):自分の強み
- Weakness(弱み):自分の弱み
- Opportunity(機会):家事参加における自分へのメリット
- Threat(脅威):家事参加における自分へのデメリット
ステップ1:「自分の長所・強み」を書き出す
用意したフレームワークに「自分の長所・強み」を箇条書きで書き出していきます。小さなことでもいいので、とにかく書き出してみることが大切です。
いくつかの例を紹介します。
- 体力がある
- メカに詳しい
- 約束を守る
- 理系
- 凝り性
- 日曜大工が趣味
ステップ2:「自分の短所・弱み」を書き出す
「自分の短所・弱み」を把握しておかないと、「三日坊主の家事」になるかもしれないので、しっかりと書き出しておきましょう。
- 人から指示されるのが嫌
- 飽き性
- 単純作業が苦手
- 一人でするのが苦手
- 集中力がない
- 計算が苦手
ステップ3:「家事参加における自分へのメリット」を書き出す
家事参加について、「自分に起きそうなメリット」を書き出していきます。
- 家族で過ごす時間が増える
- 妻との会話が増える
- 妻の機嫌が良くなる
- 子どもとのふれ合いが増える
- リモートワークで増えた「家にいる時間」を有効活用できる
ステップ4:「家事参加における自分へのデメリット」を書き出す
家事参加について、「自分に起きそうなデメリット」を書き出していきます。
- 休日など、自分の時間が減る
- 家庭内の自分の役割が増える
夫の家事タスクをクロスSWOT分析し、自分に向いている家事を検討する
4つのフレームを書き出したら、それぞれのフレームをマトリクスで検討します。一例を紹介します。
「自分の長所・強み」×「家事参加における自分へのメリット」
- 「メカに詳しい」×「妻の機嫌が良くなる」=家電や換気扇など、メカ系のメンテナンスや掃除が向いているかも
「自分の短所・弱み」×「家事参加における自分へのメリット」
- 「人から指示されるのが嫌」×「子どもとのふれ合いが増える」=子ども見るときは公園に行こう
「自分の長所・強み」×「家事参加における自分へのデメリット」
- 「日曜大工が趣味」×「休日など、自分の時間が減る」=自分の趣味を活かして、自宅を便利にしよう
「自分の短所・弱み」×「家事参加における自分へのデメリット」
- 「一人でするのが苦手」×「家庭内の自分の役割が増える」=休日は、妻の買い物の荷物持ちをしよう
まとめ
いかがでしたか?SWOTを応用すれば「自分に向いている家事タスク」を見つけやすくなります。夫の家事参加は、妻の意見を聞きながら、自分と相性の良い家事を見つけることが、三日坊主を防ぐためのコツです。
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