【対策法】実は危ない!黄砂症・黄砂アレルギーとは?
3月〜5月の春、はるばる中国から飛んでくる黄砂(こうさ)。黄砂の多い日は、空が黄色く視界が悪くなったり、車や窓ガラスが黄色く汚れたり、いろいろな被害が出ます。なかでも「黄砂症」「黄砂アレルギー」と呼ばれる人的被害は深刻です。今回の男の家事は、この時期に増える黄砂症・黄砂アレルギーの影響と対策方法を紹介します。
黄砂とは?
黄砂とは、中国の内陸部にあるゴビ砂漠やタクラマカン砂漠、黄土地帯の砂が上空に巻き上げられ、偏西風に乗って日本にやってくる現象です。黄砂そのものは一年中やってくるものですが、春の偏西風は特に強いため、その量が多くなります。
黄砂の成分・大きさは?
主な組成は、アルカリ性を示す炭酸カルシウム(CaCO3)が10%以上。他にも鉱石として、石英、長石、雲母、カオリナイト、緑泥石などの粘土鉱物が含まれています。深刻な大気汚染問題抱える中国の空を飛ぶため、大気汚染の原因といわれるアンモニウムイオン、硫酸イオン、硝酸イオン、細菌、カビなども含みます。
■黄砂の大きさ
スギ花粉 | 20〜30μm(0.02〜0.03㎜) |
黄砂 | 20〜30μm(0.02〜0.03㎜) |
PM2.5 | 2.5μm(0.0025㎜) |
DEP | 0.5μm(0.0005㎜)
ディーゼルエンジンの排気に含まれる微粒子成分 |
大きな粒は、日本に到達する前に落下し、小さな黄砂のみが日本に飛んできます。つまり、日本に飛んでくる黄砂は、花粉用マスクでは防ぐのが難しい粒子といえます。
黄砂の影響
実は黄砂そのものがアレルギー物質ではありません。黄砂の主成分が目や鼻、気管支、肺などの粘膜を傷つけたり、黄砂に付着した有害物質や細菌によって引き起こされる症状を「黄砂症」「黄砂アレルギー」と呼びます。
咳・鼻水・くしゃみ
- 気管支喘息の悪化、発作誘発
- 花粉症の悪化
- 発熱
- 肺炎、気管支炎の発症および増悪の可能性
- 目のかゆみ・充血
- アレルギー性結膜炎の悪化
- 皮膚のかゆみ、湿疹
- 接触性皮膚炎の発症、アトピーの悪化
- 心臓疾患への影響
気管支喘息の悪化因子として11.6%認められる(清益功浩他:日本小児アレルギー雑誌2009 悪化因子のアンケート調査)
黄砂対策
- 黄砂の飛散情報をチェックし、多い日には外出を控える。
- 花粉症のマスクではなく風邪のウイルスを通さないマスクを使用。
- 眼鏡(ゴーグルタイプ)を使う。
- 空気清浄を使う。
- 黄砂の多い日には洗濯物を外に干さない。
- 黄砂の多い日には窓を開けずに掃除をする。
花粉対策といっしょに!
黄砂対策は、基本的に花粉症対策と似ています。3月〜5月はスギ花粉と同じ時期なので、いっしょに対策を行いましょう。
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