【カビ対策】浴室のカビ取りとカビ予防の仕方【大掃除】

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浴室は、カビが発生しやすい場所です。「大掃除の機会にカビ取りをしたい」「梅雨に入る前にカビ取りをしておきたい」など、浴室の掃除はもちろん、できればカビの予防をしっかりしておきたいですね。
今回の男の家事は、浴室のカビ取りと掃除後のカビが生えにくくなる工夫を紹介します。お風呂掃除は、妻が思う「夫にやってもらいたい家事(夫にやってもらいたい家事ランキング」の一つです。この機会に挑戦してみましょう!

浴室掃除のポイント

浴室内でみかけるピンク色のヌメリは、「ロドトルラ」という酵母の繁殖です。その繁殖力はカビの10倍といわれています。これを元にカビが発生します。ピンクの状態であれば、掃除や除菌作業が簡単ですし、専用の洗剤類も使用しなくても良いので低コストといえます。黒カビが出る前のお手入れが大切です。防カビには、除菌をします。

カビの栄養源は?

浴室での主な汚れは大きく「石けんカス・湯アカ・水アカ」「体の皮脂」「カビ類」「髪の毛などの体毛類」などがあります。これらを栄養源にカビが発生します。

■石けんカス・湯アカ・水アカ

白い固まりで風呂床や壁、風呂鏡、排水口、風呂小物などに付着します。放っておくとカビの原因にも。アルカリ性の汚れのため、酸性のクエン酸が有効です。

■体の皮脂

皮脂は放っておくとカビの原因にも。風呂用洗剤で汚れを落とします。ほかにも酸性の汚れなので、アルカリ性のセスキ炭酸ソーダ重曹が有効です。

■髪の毛など

放っておくと目づまりの原因になりますので、定期的に取り除きます。

カビが発生するメカニズム

カビが発生しやすい条件は、次の通りです。浴室はカビにとって「絶好の条件」だといえます。

  • 適度な温度があること(10~35℃前後)
  • 栄養分があること(アカなどの有機物)
  • 水分がある(湿度70~99%の状態)
  • 酸素があること(呼吸、発酵に必要)

浴室のカビは下記のプロセスで発生します。

  1. 浴室の壁やタイル目地、排水口に、栄養源が蓄積する
  2. ピンク色の「ロドトルラ」が繁殖する
  3. 「ロドトルラ」からカビが発生する

①浴室洗剤と除菌剤、発生抑制剤

浴室掃除には、風呂用洗剤がありますが、汚れの性質を活かして、「クエン酸水」「重曹水」「セスキ炭酸ソーダ」「塩素系除菌剤」を使用します。

水アカや石けんカスに「酸性剤のクエン酸水」

酸性の性質をもつ「クエン酸水」は、水アカや石けんカスなどの汚れ落としに使います。

■クエン酸水の作り方

クエン酸の水溶液を汚れ面にスプレーして使う方法です。水(250ml)にクエン酸を小さじ2杯を溶かし、スプレーボトルで保管します。

 

1.床・壁にクエン酸水をスプレーし、スポンジやブラシでこすります。ドア下や隙間は、水アカとほこりが混じって固まりやすくなるので注意!

2.シャワーの水で流します。汚れがひどい時は、スポンジや歯ブラシでこすり落とします。

3.カビが出やすい部分にブリーチ水をスプレーし、2分ほどおいて水で流します。

※クエン酸水が残っているとブリーチ水と反応し、有毒ガスが発生します。ブリーチ水をスプレーする前に十分な水で流します。

皮脂汚れに「アルカリ剤の重曹水」

アルカリ性の性質をもつ「重曹水」は、皮脂汚れ落としに使います。「ロドトルラ」は、酸性の皮脂を好むのでアルカリ剤で中和しておくと発生がしにくくなります。

■重曹水の作り方

重曹水を汚れ面にスプレーして使う方法です。大さじ1杯程度の重曹をぬるま湯(300ml)で溶かし、スプレーボトルで保管します。スプレーボトルは、ガーデニング用など、ホームセンターやDIYコーナー、100円ショップなどでも購入できます。

皮脂汚れに「アルカリ剤のセスキ炭酸ソーダ水」

アルカリ性の性質をもつ「重曹水」は、皮脂汚れ落としに使います。セスキ炭酸ソーダは、重曹(ごく弱いアルカリ性)よりも強い“弱アルカリ性”です。油汚れに関しては、重曹の約10倍の洗浄力があるといわれています。重曹よりも水に溶けやすく、扱いやすいアルカリ剤です。「ロドトルラ」は、酸性の皮脂を好むのでアルカリ剤で中和しておくと発生がしにくくなります。

■セスキ炭酸ソーダ水の作り方

セスキ炭酸ソーダを汚れ面にスプレーして使う方法です。小さじ1杯程度のセスキ炭酸ソーダを水(500ml)で溶かし、スプレーボトルで保管します。スプレーボトルは、ガーデニング用など、ホームセンターやDIYコーナー、100円ショップなどでも購入できます。

除菌剤に「塩素剤系除菌剤

市販では、ハイターとブリーチがあります。2つの違いは、洗浄成分の有無です。ハイターの方が洗浄力が高いのですが、毒性が強いといわれています。

  • ハイター:次亜塩酸ナトリウム+洗浄成分
  • ブリーチ:次亜塩酸ナトリウム

■塩素剤系除菌剤の作り方

スプレーボトル(300ml)に、次亜塩酸ナトリウム(ハイター/ブリーチ)をキャップ1/8杯(約3ml)程度を入れて、水で薄めます。(1Lで10ml目安)

②風呂床・壁の掃除の仕方

床や壁など、汚れが飛び散る場所の掃除です。

<道具>

風呂床用ブラシ

風呂用スポンジ

クエン酸水

<掃除の仕方>

1.クエン酸水を壁や床にスプレーし、スポンジやブラシで、水アカや石けんカスを落とします。

2.次に、重曹水orセスキ炭酸ソーダ水をスプレーし、スポンジやブラシで、皮脂汚れを落とします。

3.水で流します。

③風呂床・壁の除菌の仕方

見た目はキレイになってもカビの胞子などが残っています。除菌剤で除菌を行います。

<道具>

除菌剤(ブリーチ水)

<除菌の仕方>

1.ブリーチ水をスプレーします。

2.1分ほどおいてから、水でしっかり流します。

④風呂床・壁のカビ予防の仕方

「ロドトルラ」は、酸性の皮脂を好みのでアルカリ剤で中和しておくと発生がしにくくなります。

<道具>

重曹水orセスキ炭酸ソーダ水

<カビ予防の仕方>

1.重曹水orセスキ炭酸ソーダ水をカビの発生しやすい場所にスプレーします。

2.そのまま浴室を乾燥させます。

⑤タイル目地などのガンコなカビの掃除の仕方

ガンコなカビは、時間をかけて除菌をする必要があります。

<道具>

ティッシュ

ラップ

風呂用洗剤

スポンジブリーチ水

<掃除の仕方>

1.カビの出た周囲を風呂用洗剤で洗い流します。

2.カビの箇所にティッシュを貼付けます。

3.ブリーチ水を散布し、ラップをかけます。

4.そのまま状態で30分ぐらい放置し、水で洗い流します。

 

カビが発生する前にしっかり除菌とカビ予防をしましょう!快適な風呂タイムをお楽しみください。

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