妻に喜ばれる!住まいの排水口の臭い対策!【キッチン・洗面台・浴室・洗濯パン】

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「ん?なんか臭う?……」ちょっと疎かにすると気になってくる「住まいの排水口の臭い」。今回の男の家事は、キッチンの排水口や洗面台の排水口、浴室の排水口、意外と忘れられている洗濯パンの排水口など、臭う前にやっておきたい臭い対策を紹介します。

排水口の臭いは?

  • 排水口は、汚水を流す所であり、常に湿気があるため、雑菌やカビにとっては繁殖の好条件なのです。
  • キッチンの排水口:料理の調味料や残り物、肉や魚の脂、調理油など、有機汚れ。
  • 洗面台の排水口:手や顔、髪を洗ったときの脂汚れ、石けんカスや水アカの汚れ。
  • 浴室の排水口:手や顔、髪を洗ったときの脂汚れ、石けんカスや水アカの汚れ。
  • 洗濯パンの排水口:衣類について脂汚れや泥汚れ、洗濯石けんカスや水アカの汚れ。

排水口の掃除と除菌

排水口の臭い対策は、大きく2つの工程があります。①汚れ落とし ②除菌

臭い対策の便利アイテム

■重曹 / セスキ炭酸ソーダ

脂や脂の汚れは、酸性の性質を持っています。汚れ落としには、重曹やセスキ炭酸ソーダなどのアルカリ剤を使います。

<重曹水の作り方>

重曹水を汚れ面にスプレーして使う方法です。大さじ1杯程度の重曹をぬるま湯(300ml)で溶かし、スプレーボトルで保管します。

【参考記事】男の掃除にオススメの洗剤!重曹の特徴と使い方

<セスキ炭酸ソーダ水の作り方>

セスキ炭酸ソーダを汚れ面にスプレーして使う方法です。小さじ1杯程度のセスキ炭酸ソーダを水(500ml)で溶かし、スプレーボトルで保管します。

【参考記事】男の掃除にオススメの洗剤!セスキ炭酸ソーダの特徴と使い方

■クエン酸
石けんカスや水アカは、アルカリ性の性質を持っています。汚れ落としには、クエン酸の酸性剤を使います。

<クエン酸水の作り方>

クエン酸の水溶液を汚れ面にスプレーして使う方法です。水(250ml)にクエン酸を小さじ2杯を溶かし、スプレーボトルで保管します。

【参考記事】男の掃除にオススメの洗剤!クエン酸の特徴と使い方 

■使い古しの歯ブラシ

ゴミ受け用の網目や排水口の周りを掃除する時に便利です。

■パイプクリーナー(市販)
強力な洗浄効果で、汚れを分解し目づまりを防止します。

■手作り除菌剤(ハイター水もしくはブリーチ水)
スプレーボトル(300ml)に、次亜塩酸ナトリウム(ハイター/ブリーチ)をキャップ1/8杯(約3ml)程度を入れて、水で薄めます。(1Lで10ml目安)

【参考記事】除菌・防カビ・防臭に!安くて手軽に使える!ブリーチ水の作り方

 

キッチンの排水口の臭い対策

キッチンの排水口は、もっとも汚れやすい個所です。「①重曹とクエン酸を使ったこまめな掃除」と「②パイプクリーナーを使った定期的な掃除」を繰り返します。

①重曹とクエン酸を使ったこまめな掃除

重曹とクエン酸が混じり合うと、化学反応で“激しい発泡”が起こります。この泡立ちでニオイやヌメヌメ汚れをはがし落とします。

  1. 排水口に重曹をまく
  2. クエン酸水をスプレー。※お湯でクエン酸を溶かしたクエン酸水をまいてもよい
  3. ブクブクと泡がでてきます
  4. 10分ほど放置してお湯で流します。
  5. 手作り除菌剤(ハイター水もしくはブリーチ水)をスプレーして、除菌します。

重曹とクエン酸は、排水パイプの掃除にも活用できます。排水口からパイプ内に重曹とクエン酸を入れるだけです。パイプはU字型になっていて、常時水がたまっているため化学反応が起きます。しばらく放置してお湯などで流します。※ヌメリなどの汚れは落ちますが、髪の毛などのゴミ類は溶かすことはできませんので、ご注意ください。※掃除でクエン酸水を使用していたら、薬剤を使用する前に、十分な水で流しておきます。クエン酸と薬剤が反応して有毒ガスを発生する場合があるので注意が必要です。

②パイプクリーナーを使った定期的な掃除

パイプのU字部分には、汚水がたまり、脂や脂、ゴミなどがへばりついています。これらの汚れを落とすには、パイプクリーナーを使用します。

洗面台の排水口の臭い対策

キッチンの排水口と基本的に同じですが、洗面台で忘れやすいのが、洗面時に水を貯める時にあふれるのを防ぐ「オーバーフロー穴」。オーバーフロー穴の洗浄と除菌をしましょう!

①重曹とクエン酸を使ったこまめな掃除

  1. 排水口とオーバーフロー穴に重曹をまく
  2. クエン酸水をスプレー。※お湯でクエン酸を溶かしたクエン酸水をまいてもよい
  3. ブクブクと泡がでてきます
  4. 10分ほど放置してお湯で流します。
  5. 排水口やオーバーフロー穴に手作り除菌剤(ハイター水もしくはブリーチ水)をスプレーして2分ほど放置してから、水で流します

②パイプクリーナーを使った定期的な掃除

洗面台は、髪の毛がつまりやすいので「髪の毛を溶かす」効果のあるパイプクリーナーを使用します。

浴室の排水口の臭い対策

浴室の汚れは、石けんカスや水アカの汚れと、体の脂汚れになります。汚れをしっかりと落とした後、カビ防止の除菌スプレーをします。

  1. 排水口を分解し、クエン酸水をスプレーし、歯ブラシで掃除をします。
  2. セスキ炭酸ソーダ水(重曹水)をスプレーし、歯ブラシで掃除をします。
  3. 手作り除菌剤(ハイター水もしくはブリーチ水)をスプレーして2分ほど放置してから、水で流します。

【参考記事】浴室のまるごと掃除の仕方。浴槽・風呂鏡・排水口・カビ取り

洗濯パンの排水口の臭い対策

排水口の大半の汚れは、衣類くず(ほこり)や石けんかす、水アカです。石けんかすや水アカはアルカリ性の汚れなので、酸性のクエン酸が有効です。

  1. 排水口の部品を分解します。メーカーによって違うとは思いますが、構造的には複雑なものではありません。分解した順にデジカメなどで撮影しておくと元に戻す時に便利です。

    ※写真は掃除後のものです。
  2. 各部品にクエン酸水をスプレーし、歯ブラシで汚れを落とします。
  3. 排水口は、歯ブラシなどで掃除後、ホースの水で流します。水圧のある小型噴霧器でも代用が可能です。
  4. 部品を元に戻します。最後にコップなどで排水口に水を入れます。水を入れないと排水口の臭いが上がってきます。

【参考記事】悪臭の原因は洗濯機かも?排水口・洗濯機パンの掃除の仕方

まとめ

排水口の掃除は、大掃除や梅雨、夏場に欠かせない掃除です。「汚れ仕事はみんなが嫌がる」だからこそ、夫が進んでやると、妻の評価もグ〜んと上がりそうですね。

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