【冬の暖房】快適な室内の目安と、省エネの仕方【夏の冷房】
寒い冬の到来で気になってくるのが暖房費。電気代とガス代の相次ぐ値上げで家計の負担は増すばかり……。今回の男の家事は、「寒いのを我慢するのは嫌!」という方のために「暖かさと省エネのバランス」を考えた“あったか快適術”を紹介します。
快適な室内とは?
快適な室内は、お部屋の湿度と温度のバランスによって保たれます。乾燥しやすい冬と、湿気の多い夏では、「快適」と思える条件が異なってきます。下記の表は、季節ごとの「快適な温度と湿度」です。
季節 | 省エネ温度 | 室内温度 | 寝室の温度 | 室内湿度 | 寝室の湿度 |
冬 | 18〜20℃ | 18〜22℃ | 16℃前後 | 45〜60% | 50%前後 |
夏 | 28℃ | 25〜28℃ | 26℃前後 | 55〜65% | 50%前後 |
快適な室内を保つには、適正な湿度管理が重要です。
- 40%未満 乾燥 のどや肌、目が乾燥する。インフルエンザウイルスの生存率が高い、静電気が生じやすい。
- 40%~70% 適正 (肌には60~65%、ドライアイ予防には50%以上、ウィルスは50%以上で激減)
- 70%以上 多湿 結露の原因となり、カビやダニが生育しやすい。
相対湿度とインフルエンザウイルス生存率との相関
快適と感じるのは、温度と湿度のバランスです。これは「不快指数(体感温度)」によって知ることができます。下記は、温度と湿度を入力するだけで「不快指数」を自動計算してくれるサイトです。
不快指数の目安表
54以下 | 寒い | 70前後 | もっとも快適 |
55〜59 | 肌寒い | 75〜79 | やや暑い |
60〜64 | 何も感じない | 80〜84 | 暑くて汗が出る |
65〜74 | 快適 | 85以上 | 暑くてたまらない |
快適な部屋にするには?
加湿器を置く
加湿器でお部屋を加湿します。加湿器には「スチーム式」「超音波式」「気化式」「ハイブリッド式」の4タイプがあります。それぞれにメリット・デメリットがあるので検討が必要です。裏技で、風向きを下にしたエアコンの下で洗濯物の室内干しをします。
熱の逃げ道を防ぐ
暖められた空気の逃げ道は、48%が窓などの開口部、17%が換気口、16%が外壁、10%が床、6%が屋根からといわれています。断熱効果のある厚手カーテンや市販の「隙間テープ」を使用します。
エアコンと扇風機で「頭寒足熱」
温められた空気は天井にたまるので、空気を循環させることが大切。エアコンの風向きを下にし、扇風機やサーキュレーターを上に向けて空気を循環させます。エアコンのフィルターは月に1〜2回清掃することで、年間700円の節約できるといわれています。(※)
参考:妻の評価がグ〜んと上がる!夫が行うエアコン掃除の仕方【夏前・冬前】
室内着を1枚増やす
カーディガンで+2.2℃、ひざかけ+2.5℃、ソックスで+0.6℃。エアコンの設定温度を1度下げれば、年間1,170円の節約できるといわれています。(※)
※ 財団法人省エネルギーセンター調べ
参考:省エネルギーセンター 家庭の省エネ大辞典
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