冷や飯を食うとダイエットができる理由とは?【冷やごはん】
「冷や飯を食わされる」という言葉は、「冷遇される」「干される」「待遇が悪くなる」など、悪い意味に使われますが、「冷や飯=冷たいごはん」はダイエットに良いことをご存じですか? 今回の男の家事は、冷やごはんがダイエットに良い理由や食べる時の注意点を紹介します。
冷やごはん(冷や飯)がダイエットに良い理由とは
現在よりも米を多く食べていた江戸時代、温かいごはんは朝しか食べていなかったそうです。朝の温かい「朝ごはん」、昼は冷めたごはんを「昼めし」、夜は残ったごはんをお茶漬けにして「夕めし」として食べていました。「冷やめし」を食べることが多かった昔の人は、体脂肪が少なかったといわれています。
炭水化物(糖質)の多い「ごはん」は、食べると太りやすいと思われていますが、「ごはん」を冷して食べることでカロリーを抑え、ダイエット効果も期待できます。それでは、そのメカニズムを見ていきましょう!
冷すと消化しにくくなる
ごはんの多くは炭水化物ですが、冷めると約20%が「レジスタントスターチ(難消化でんぷん)」という食物繊維に似た成分に変化します。「レジスタントスターチ(難消化でんぷん)」とは、レジスタント(抵抗する)、スターチ(でんぷん)という意味で、壊れにくい構造のでんぷんに変化します。このでんぷんは「快腸でんぷん」「善玉の糖質」ともいわれています。「レジスタントスターチ(難消化でんぷん)」は、小腸で消化吸収されず、大腸に達してキレイに掃除してくれます。
「レジスタントスターチ(難消化でんぷん)」に変化する温度は4~5℃。炊いたごはんのあら熱を取り、ラップをして冷蔵庫で冷やすと良いでしょう。
満足感がある
冷やごはんを食べるには、噛む回数が増えます。咀しゃく回数が増えることで、脳の満腹中枢を刺激し、満腹感を得ることができます。
血糖値が上がりにくい
「レジスタントスターチ(難消化でんぷん)」は、腸からの糖質や脂肪の吸収を抑える働きがあります。血糖値の上昇を抑え、コレステロールを吸着して排出する効果も期待できます。
再加熱はNG
電子レンジなどで再加熱すると「レジスタントスターチ(難消化でんぷん)」は、もとのでんぷんに戻ります。
食欲がない時は冷やごはん(冷や飯)
いくらダイエットといっても食べないとカラダを壊してしまいます。冷たいごはんなら、食欲がないときでも食べられそうです。
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